(予告)第10回「みんなで考えよう 薬の使い方・薬局の使い方」

(↑クリックすると大きな画像が表示されます)
12月21日(土)14時~16時
「みんなで考えよう 薬の使い方・薬局の使い方」
話題提供:稲垣真弓さん(大阪ファルマ・プラン)
助言:寺岡敦子さん(医薬情報センターあさひ)
場所:動物園前1番街
(地下鉄動物園前駅2番出口すぐ)
「毎日何種類も飲んでいるけど本当に役に立つの?」
・みなさんの薬の悩みをお聞かせください。
・薬の専門家と一緒に考えてみませんか?
寒くなり体調をくずしがちな季節です。
また、日頃から持病などで多くの薬を飲んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
役立つことも多い反面で頼りすぎると危険も伴う薬ですが、
どのようにつきあっていけばよいのでしょう。
みなさんが薬について思っていることをお聞かせください。
主催:飛田本通商店街振興組合
協力:大阪大学基礎セミナー「現代市民社会と科学」
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1103 サルの個性はどこにある?
第9回 「サルの個性はどこにある?」
11月3日 14:00~16:00
話題提供:山田一憲さん(大阪大学)

先日第9回動物園前サイエンスカフェが行われました。
今回のテーマは「サルの個性はどこにある?」
早いもので次回は第10回を迎えます。いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は大阪大学の山田先生に話題提供をしてもらいました。
まずは先生が普段ニホンザルを観察している所についてのお話から。
(※以下の「サル」はほとんどがニホンザルの事例です)
私にはどのサルも同じ顔に見えるのですが、先生たちはきちんと見分けられるんだとか。
淡路島のモンキーセンターなどではそれぞれのサルに名前がついているそうです。
「たまごさん」や「ピーコッコさん」など名前は何でもアリのようです。
この後は山田先生が準備して下さった項目から
参加者の皆さんに好きなテーマをえらんでもらってお話を聞きました。
「サルの社会にボスはいない」
ボスと聞いて私たちがイメージするのは、
ケンカに強くてリーダーシップがあってみんなが逆らえないような…そんなサル?
けれど実際は、年をとっていて身体的な衰えが目立つ一方で
食べ物においての優先権を持っていたり、たくさんのメスと交尾をしていたり。
(けれど実際に生まれる子供を調べると、
ボス猿ではなく群れの外のオスが父親であることも多いのです。
同じ群れの中で血が濃くなるのを防いでいるのでしょうか。)
サルの群れにおいて優位に立っているものが、
必ずしも私たちのボス猿イメージをすべて兼ね揃えているわけでは無いようです。
このことから、今や動物園の解説では
「ボス猿」という言葉が使われることはほとんど無いのだそうです。
(サルの権力的な優劣を調べるためにはどうするか?
2頭のサルの前に1つのエサを置いて
どちらのサルがエサをとるのかを見る実験があります。
弱いサルは強いサルに絶対エサを取られてしまうそうです。
いつ食べ物にありつけるのでしょう…?)
優劣関係で恋愛小説みたいだなぁと思ったのが1つ。
優劣関係においてランクの低いメス猿がいます。
彼女の前には自分よりランクの高いメス猿が2頭。
さて彼女はエサを食べられるでしょうか?
ランクの高いメス猿にとられちゃって食べられないですよね…。
しかし、彼女より上のランクのメス猿たちが
一目置いているオスが彼女の隣にいます。
するとメス猿たちはオスを恐れて手出しをしないので、
ランクが低いはずの彼女はそのオスに好かれているので(オスの威を借りて)エサにありつけるのです。
もちろん、オスがいなくなった瞬間に彼女はその権利を失います。
人間界にもありそうな話です。
その他、サルの利き手の話や(結論を言えば利き手は無いそうです)、
サルの虐待の話を聞いて一緒に考えたりしました。
どれも興味深い話で私自身は生きてきた中で一番サルについて考えた日(?)となりました。
今までサルなんてどれも同じだと思っていたのですが、
どうやらサルにも個性はありそう…。
サルのことを考えているはずが自分たち人間に照らし合わせて考える点も多いのが、
サルを調べる魅力なのかもしれません。
次回12月21日も通りがかりの際はよろしくお願いします^^
11月3日 14:00~16:00
話題提供:山田一憲さん(大阪大学)

先日第9回動物園前サイエンスカフェが行われました。
今回のテーマは「サルの個性はどこにある?」
早いもので次回は第10回を迎えます。いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は大阪大学の山田先生に話題提供をしてもらいました。
まずは先生が普段ニホンザルを観察している所についてのお話から。
(※以下の「サル」はほとんどがニホンザルの事例です)
私にはどのサルも同じ顔に見えるのですが、先生たちはきちんと見分けられるんだとか。
淡路島のモンキーセンターなどではそれぞれのサルに名前がついているそうです。
「たまごさん」や「ピーコッコさん」など名前は何でもアリのようです。
この後は山田先生が準備して下さった項目から
参加者の皆さんに好きなテーマをえらんでもらってお話を聞きました。
「サルの社会にボスはいない」
ボスと聞いて私たちがイメージするのは、
ケンカに強くてリーダーシップがあってみんなが逆らえないような…そんなサル?
けれど実際は、年をとっていて身体的な衰えが目立つ一方で
食べ物においての優先権を持っていたり、たくさんのメスと交尾をしていたり。
(けれど実際に生まれる子供を調べると、
ボス猿ではなく群れの外のオスが父親であることも多いのです。
同じ群れの中で血が濃くなるのを防いでいるのでしょうか。)
サルの群れにおいて優位に立っているものが、
必ずしも私たちのボス猿イメージをすべて兼ね揃えているわけでは無いようです。
このことから、今や動物園の解説では
「ボス猿」という言葉が使われることはほとんど無いのだそうです。
(サルの権力的な優劣を調べるためにはどうするか?
2頭のサルの前に1つのエサを置いて
どちらのサルがエサをとるのかを見る実験があります。
弱いサルは強いサルに絶対エサを取られてしまうそうです。
いつ食べ物にありつけるのでしょう…?)
優劣関係で恋愛小説みたいだなぁと思ったのが1つ。
優劣関係においてランクの低いメス猿がいます。
彼女の前には自分よりランクの高いメス猿が2頭。
さて彼女はエサを食べられるでしょうか?
ランクの高いメス猿にとられちゃって食べられないですよね…。
しかし、彼女より上のランクのメス猿たちが
一目置いているオスが彼女の隣にいます。
するとメス猿たちはオスを恐れて手出しをしないので、
ランクが低いはずの彼女はそのオスに好かれているので(オスの威を借りて)エサにありつけるのです。
もちろん、オスがいなくなった瞬間に彼女はその権利を失います。
人間界にもありそうな話です。
その他、サルの利き手の話や(結論を言えば利き手は無いそうです)、
サルの虐待の話を聞いて一緒に考えたりしました。
どれも興味深い話で私自身は生きてきた中で一番サルについて考えた日(?)となりました。
今までサルなんてどれも同じだと思っていたのですが、
どうやらサルにも個性はありそう…。
サルのことを考えているはずが自分たち人間に照らし合わせて考える点も多いのが、
サルを調べる魅力なのかもしれません。
次回12月21日も通りがかりの際はよろしくお願いします^^